金型のお悩み解決事例

プレス面押し金型の製品位置決め定規ピンの修理

プレス面押し金型の製品位置決め定規ピンの修理

今回の案件はプレス金型のパンチ、ダイスに関する修理といった案件ではありません。プレス金型ダイス上に製品を位置決めして加工しなければなりませんが、その位置決めをする部品が壊れたので修理するというものです。

現状はどのようになっているか

現状6箇所で製品の位置決めをしていますが、そのうち一箇所が何らかの理由で壊れてしまったというものです。プレス金型の製品位置決めには、一般的には、固定式と沈下式と呼ばれるものがあり、どちらが良いというわけではありません。加工者の好みが優先されているのが現状のようです。今回の案件は固定式です。

どのように直すのか

現在は市販品が売られているので、プレス金型設計段階で、これらのものを使うことが一般的です。そうすれば壊れたときでもそのものと同等のものを購入すればよいから、納期的にも確実に予定が立てられます。今回の案件は残念ながら古い金型のため市販品は使っていませんでした。しかたがないので、壊れたものを寸法を測って自作しました。無事修理完了です。

新作した定規ピン

壊れたピンだけを直してそれでよいのだろうか

今回のような案件では問題は起きませんが、特に曲げ型の場合は注意が必要です。(特に曲げ工程数が多い場合)

仮に第一曲げ工程の定規ピンを修理して試し打ち後、寸法良好となった場合でも最終工程まで加工して、製品寸法がNGとなる場合があります。原因は工程数が多くなると位置決め定規による寸法誤差が積み重なるためです。

(定規ピンは製品を入れやすくするため必ず製品寸法よりプラスに設定してあります。)

必ず工程サンプルを取っておいて、修理した金型で打った製品と寸法が同じかどうか確認してください。これを怠ると金型自体は直ったと思っていても次回生産時に不良がでてしまうかも知れないという問題を抱えていることになります。不安なときは最終工程まで打ってみてください。それでも製品図どうりのものが出来ない場合は、早めに金型屋さんに連絡をして対策を立て、安心して次回量産に望んでください。金型屋さんとの関係が良好であれば対応してくれるはずです。しかし、最近では人手不足を理由にこのような問題を断る金型屋さんがいると聞いています。そのようなときは当社に連絡ください。お手伝いできることがあればさせていただきます。

お問い合わせ・ご相談・お見積

「金型が壊れたから急いで修理したい」「製造工程削減のアイデアが欲しい」など、お気軽にお問い合わせ下さい。