金型のお悩み解決事例

穴あけ金型のメンテナンス

穴あけ金型のメンテナンス

フラットバーの穴あけ型のメンテナンス

今回の案件はバリが出てきたということで、パンチ、ダイスのメンテナンスの依頼が来ました。それについての修理の様子をアップしてみました。板厚3ミリ、材質はアルミ、生産数量は不明です。

プレス金型の状態は

目視では傷んだところは見当たりませんでした。分解して各パーツごとにさらに詳しく見てみることにしました。分解してもヒビ割れなどの傷が見当たらないので、定期的なメンテナンスということで修理にあたることにしました。

修理方法は

下型は平らなので0.5ミリほどケンマしました。上型は板厚が3ミリということで先端が山形の形にしてありました。(このような形状にすることを専門用語でシャー角を付けるといいます。)このケンマ作業が面倒ですが無事作業を終えました。再組み立て後トライして、バリの発生が無いので納品しました。

シャー角とは

シャー角を付ける理由は主に2つあります。一つ目はシャー角のつけ方にもよりますが、抜き圧力が20~30%位少なくなります。したがって上記の理由でシャー角を付けるのは、主に板厚が厚い場合と硬い材料を加工するときに用います。二つ目は打ち抜き加工時の音を小さくするときに用います。どちらの理由でシャー角を付ける場合でも、穴あけ型は穴あけパンチに、打ち抜き型はダイスに付けます。理由はシャー角を付けることにより材料が変形するからです。シャー角を付けた事により製品が変形してしまっては困りますから、製品にならない材料の方が変形するようにシャー角を付けます。シャー角を付けるとパンチがダイスに深く入るので、再ケンマの時ケンマ量が増えるという事にも注意が必要です。

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