金型のお悩み解決事例

新規プレス金型の設計について

新規プレス金型の設計について

今回は新作のプレス金型の設計についてお伝えします。

製品は新製品のため、残念ながらお見せすることが出来ません。内容だけお伝えします。(写真に写っている製品は本文とはまったく関係ありません。

絞り製品とは,この様なものかと理解していただくために載せたまでです。)

求められるプレス金型の内容

加工材質はSPCC 板厚1.0ミリ 材料大きさは約90×140ミリ位です。

プレス金型に求められる内容は

①中央に直径50ミリ 絞り高さ10ミリを加工する。

②材料両端90°上曲げ

③残りの一端は87°下曲げです。

この三点の加工を工程短縮のため、1工程で行えるプレス金型を設計製作してほしいという客先の要求です。この時点で客先にはダイクッション装置の付いているプレス機で加工してもらうことをお願いしました。

プレス金型設計上問題点となりそうな点は

①については、直径50の絞りは製品アールを少し調整することと、ダイクッション圧力の調整で加工可能と判断しました。

②については、まったく問題無く加工が行えると判断しました。

③については、曲げ角度が90°以下ですから、1工程で加工するには一工夫 必要です。方法として

A  スイングアーム式の曲げパンチを使う。

B カムスライダーを使う

C  材料を斜めに置いて加工を行う

以上のような方法が考えられますが、他の加工の関係とコストのなどの問題からCを選択することにしました。

あくまで一つのプレス金型で1工程で加工完了となるので

以上各工程での方法を述べましたが、あくまでも1工程で加工を行うので、加工の進行状態としては、まず最初に絞り加工を行う(この時曲げ加工が始まってはいけません。何故なら 絞り加工により材料の移動が行われているからです。)絞り加工が終了したら両端曲げと87°曲げ加工を行う様にプレス金型のバランスを設計すればうまく行きます。加工順序がうまく行われるように試作段階での調整に手間が掛かる金型です。

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