カットパンチのダレケンマ
今回はプレス金型のカットパンチのケンマです。加工材はステン、板厚は2.0ミリです。製品のバリ高さが高くなってきたのでケンマの依頼が来ました。今まで同様な現象で数回ケンマしています。ケンマして高さが低くなった分はスペーサーを入れて高さを合わせて来ました。しかし今回のカットパンチの状態を見ると確かに刃先先端部の角はダレいますが、それ以上に問題となる点が見つかりました。それはパンチ側面が磨耗しているという点です。こうなるとケンマをして角を出してもバリの高さはケンマ前に比べてあまり改善しません。
良品を作るには
新しくパンチを作る以外に方法はありません。新しくパンチを作ったときに側面にコーティングといって硬い膜を付ける方法もあります。膜の種類も何種類かあります。しかしコストとの関係を考えてコーティング処理をするかしないかを決める必要があります。
(写真と本文は関係ありません)