単純なコンパウンドプレス金型ですが
今回は加茂市のお客様からの依頼です。コンパウンドプレス金型に、スポット時の位置決め用ダボを組み込んで欲しいとのことです。これだけの要求なら困ることはありませんが、問題は加工材がステンで板厚が0.5ミリと薄いことです。尚且つ高さは出来るだけ高く、ダボ側面には垂直部分が欲しいという要求です。
どのようにプレス金型を作るのか
ダボ出しは普通のダボ出し金型の構造としました。但し、押し上げのピンの力をかなり強くしました。ダボ側面の垂直部分を作るためにパンチ径とダイ穴径の勘合を板厚を考慮して決めました。
結果は
トライ加工をしながらパンチ径、ダイ穴径を決めました。ダボ高さ、側面の垂直面も客先の満足するものが出来上がりました。